ホテル経営は、人間力で決まる！

新日本グループの評価と期待すること
ホテルはクオリティが大事です。それは我々のクラスでもラグジュアリークラスでも同じで、それぞれに見合ったクオリティというのがあります。常に我々クラスの中でのクオリティを追い求めたいし、お客様に少しでも期待以上のサービスを提供したいと思っています。御社にお願いしたロビーの大理石の光沢は昔から気になっていたところです。「これは何故光らないの」と聞いても、皆には光らないのが普通だったんです。僕は、どうしても今のクオリティでは納得できずに、今までの会社にお願いしましたが、やはり限界があって、御社にお声掛けしました。試してもらったら綺麗になったので、非常に期待しています。最初は誰でも一生懸命やりますから、その後までしっかりと頼みます。コスト削減でだんだん手抜きをするところが多いですから。
（関根社長）我々の現場は全てがショールームです。今の現場が満足しなければご紹介は来ません。
結局口コミですよね。僕らのビジネスも全く同じで、お客様が「あそこに泊まったらよかったよ。部屋は小さめだけど、何があっても絶対に困らないよ」と。だから口コミをすごい大事にします。表面上だけで誤魔化しても分かりますからね。その前にもエレベーターの中の御影石も手を入れて、光沢を戻しました。パーフェクトではないけれど、ホテルのクオリティをすごく大事にしています。すると皆さんから「塩島さんが来てからホテルが変わったね。ロビーが綺麗になっただけでなく、スタッフも明るくなってきた」と言われまして、もう嬉しくて仕方がなくて、それならもっと綺麗にしようとなりますよ。こういうのはエスカレートしますから、僕はそれが大事だと思うんですね。
武蔵屋さんにはゲストランドリーでお世話になっています。あそこにいる皆さんは実に明るいですね。それからランドリーを綺麗に仕上げるということだけでなく、このホテルのポリシーとかカルチャーを理解しようとする姿勢が非常に嬉しいです。それが最終的にはお客様に繋がっていることを意識されていますね。従業員ユニフォームもお願いしていますが、使う側の身になって対応してくれて、何か問題が起こっても決して嫌な顔をしません。何とかしようと努力する気持ちがありがたいです。
－さわやか社員へのメッセージをお願いします－
社内報を拝見すると、さわやか社員の皆さんは元気でよくやってらっしゃると思います。決して作り笑いじゃない皆さんの笑顔が素敵ですね。関根社長を中心に、単なる会社でなく大きな家族みたいな雰囲気です。本当に楽しそうに仕事をされていると思いますね。さわやか社員さんのお孫さんが入社されたという話も、なかなかないことで素晴らしいことです。
僕らの考えもwe on the same boatで、みんな一緒の船に乗っているので、１人でも漕がない人がいたら船の速度は遅くなるし色々と問題が起きてくる。社員だけでなくアルバイト、取引先の皆さんも含めて、このホテルに関連する人がみんな楽しく仕事ができるような場を作りたいと思っています。そして仕事も楽しむしプライベートも楽しむ、このバランスが大切です。仕事は年齢ではなくて、そこにいる間にどういう仕事をするのかが大事です。ただ長生きすればよいのではなく、長生きをして自分の生活も楽しむし仕事を通じて社会貢献もする。それがすごく大事だと思います。そういう意味で皆さんの働きぶりは、しっかりとした社会貢献ですから、自信を持ってこれからも頑張って下さい。
このホテルの最高齢は80歳の岡部キンさんで、和食の皿洗いを担当しています。誕生日に「人生は歳ではなく、明るく元気に暮らしてることが青春です」とメッセージを送りました。すごく楽しんで仕事をしています。だから若い人にもそういう風に仕事を楽しんでほしいですね。